昨年1年飾られたしめ縄やお札、新年を飾ったお飾りなどを奉焼斎場(ほうしょうさいじょう)に奉納します。注連飾り(しめかざり)は厄を祓う役目があり、門松は年神を家に迎え入れるための依り代という意味合いがあるそうですよ。
役目を終えた注連飾りや門松を祓います、門松には「祀る(まつる)」と言う意味合いがあり縁起の良い物とされているそうです。松と祀るをかけた所が起源だそうです。
社務所の横に在る初詣の時に飾りを奉納した場所も祓われて、祝詞を上げ玉串を奉納して2礼2拍手1礼。祝詞を上げている間、皆さん低頭をします。
氏子の代表の方が参列された皆さんの代表で玉串を奉納します、その後同じように2礼2拍手1礼。
祭壇に置かれた枡に入っていた清め塩で役目を終えたお飾りを清めます。
祭壇のロウソクを使ってお飾りに火をともします、焼かれた飾りの灰は海に流されます。又神事終了後にお餅が配られて、それをこの火で焼いて頂きます。
お焚き上げには門松や注連飾りによって出迎えた歳神様を、それらを焼くことによって炎と共に見送る意味があるとされるそうです。
神様を見送るように炎が次第に大きくなります、火の力が強く寒かった朝なのに暖かく感じました。
最期に豆知識です、どうしても神事に出られない場合。お飾りを持って行く事が出来ない方は、社務所の横に在るお飾りの奉納場所にこのような清め塩が用意されています。
心付けを置いてこれを頂いて、自宅で飾りを清めて可燃ゴミとして出す事も可能ですので。時間が無い方や、スケジュールの合わない方はこうされると良いですよ。
神事が終わった後、神社が用意してくださった「甘酒」で体を温めて帰路につきました。
(最終更新日:2017年3月 6日)