大祓式 2012

ooharaisiki_2012_001.JPG2012年12月28日、荻窪八幡神社境内で大祓式(おおはらえしき)が行われました。大祓式は夏に行われる「夏越しの祓」と「年越しの祓」と有ります、今回は年越しの祓になります。

人が生きていると、知らず知らず罪や穢れが憑くそうです。それを清め祓い、1年を無事過ごせるようにとの神事だそうですよ。

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普段の神事は色の付いた装束ですが、今回は白装束で神主さんが神事に向かいます。それだけで緊張感が漂いますね、この神事が普通の神事とは違うことが判ります。

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祝詞も4人で声を合わせて行われます、普段は祝詞も一人であげますが荘厳と言うよりも力強さを感じる神事です。

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私が頂いた人型です、これを「祓えたまえ、清めたまえ」と唱えながら。左胸・右胸・左胸の順にに当て、最後に息を吹きかけてお返しします。人型に罪と穢れを移しました、これは焚きあげられて海に流します。

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細かく切られた紙片を撒いて、先ず大地を祓え清めます。

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神事を進めるにあたり、各神主さんを祓って行きます。昨年色々な神事を見てきましたが、本当に工程が多く神事の重さが伝わってきます。

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いよいよ本題の「解縄(ときなわ)」の神事です、布を裂きこれを通して清め祓います。私も始めて目にする神事ですが、今まで体験した神事の中でも大がかりな神事ですね。

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配られた人型が集められると、最後に祓門を3度くぐります。1度目はくぐって左に、2度目はくぐって右に行き最後にくぐり本殿に向かい、本殿を拝んで終了しました。今回祓門のくぐり方や、人型の使い方など色々勉強になり清々しい気持ちで帰路につきました。

ひと言メモ:夏越しの祓えで茅の輪くぐりをされて、茅の輪の茅(かや)を抜いて持ち帰られる方がいるそうです。これは人の災いを持ち帰る行為だそうですので、決してしないでくださいとのことです。皆さんも気をつけましょうね! ^^